スゴいぞ!牛乳。飲んだら、ええよう。  >>>                             



 校外学習型
遠足で酪農体験〜酪農家の生き方を通して、生きることやいのちについて学ぶ〜
日時:平成19年11月12日(月)
場所:鹿児島県/きいれ牧場
学校の実態
学校名 鹿児島県三島村立片泊小・中学校
規模 小学校9名・中学校10名
周辺の状況 鹿児島県の離島三島村の中の黒島にある片泊校区にある。自然の景観は素晴らしく、青い海と緑の山のコントラストは美しい。そして、草垣群島に映える夕陽の美しさは格別である。
参加人数 小学校9名・中学校10名、教職員
酪農体験学習実施までの経緯
酪農体験実施の動機
 現在、食育の必要性を問われているが、そのことを単なる知識として獲得するのではなく、体験を通して実感をもって学ばせようと考えた。そのような視点から、本校の教育推進のキャッチフレーズは「本物に触れる」「体験と感動」である。

酪農体験実施前の手続き
 1. 職員による事前学習
 2. PTA役員との協議
 3. 職員会議での提案
 4. 全保護者への提案と協議

夏期休業中の職員研修を兼ねた体験活動
酪農体験学習の実施
成果と課題
 酪農クイズとその中での酪農家の説明は、十分に教育的価値があると考える。子どもたちが命の大切さや食べることの意味をしっかりと知ることになり、物を大切に扱うようになった。また、家で飼育する肉用牛の世話を真剣にかつ主体的に取り組むようになり、生き物を育てることの難しさ、大変さを知ることとなった。それが本活動を実施した成果である。
 課題としては、全ての活動を1日で行わせようとすると、ひとつひとつの活動が細切れになってしまうことがある。酪農家側の事情もあるので、あまり無理も言えないが、牛との触れあい(ブラッシング)や牛舎の清掃などの体験を、十分に味わわせることができなかったのが残念である。
 また、夏休みに続いて2回行った先生方は、活動がほぼ同じであったことに、もの足りなさを感じるという声も聞かれた。それに対応するためには、繰り返し行う場合のプログラム開発の必要性も感じる。まずは、酪農クイズの内容を変えるだけでも、興味や関心の持ち方が変ってくるのではないだろうか。
 さらに、牛乳の大切さについて触れる場面が少なかったので、もう少しこのことを前面に出して説明してもよいと感じた。
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