酪農教育ファーム利用のための訪問マニュアル
酪農体験を行う手順(概要)

 有意義な酪農体験を行うためには、目的にあわせて具体的なスケジュールを立てることが大切です。
 いつの時期に、何を、どのように行えばよいのか、酪農体験を行うための大まかな手順は、次のようになっていますので参考にしながら進めてください。また、手順に従って必要な書類は、ページ後半に用意していますので、あわせてご利用ください。
牧場を訪問し、学習の目的にあわせて具体的なプランを、酪農家と話し合いながら決めましょう。また、体験場所やトイレ、手洗い場、立ち入り禁止区域などの所在も確認しましょう。
事前打合せで話し合った内容をもとに、利用申込書を酪農体験の5日前までに提出しましょう。


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体験当日は酪農家が指導者です。子どもたちにもその旨を伝え、先生方(引率者)は体験がスムーズにに進むように、酪農家をサポートしていきましょう。
利用報告ページから必要事項を記入し、1週間以内にメールにて提出お願いいたします。


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手順についてのチェックポイント(詳細)
ねらいに基づいたプランづくり
 訪問する牧場ではどんな体験ができるのか、体験メニューを提示してもらいましょう。そして、安全面や衛生面、時間的、経費的、人員的な部分を考慮し、お互いが無理のない、納得できるスケジュールを組むようにしましょう。また、学習目的を達成し、子どもたちが酪農に対する理解を深めるためには、酪農家のアドバイスも大変参考になります。
お互いがアイデアを出し合い、理想的なプログラムに近づけるようにしましょう。

雨天対策の考慮
 体験施設に屋根が付いている牧場では、特にスケジュールを変更することもありませんが、屋外が主な体験場所である牧場では、雨天のときのプログラムも事前に用意しておきましょう。

安全・衛生管理の確認
 子どもたちが体験学習を行う際には、事故が起こらないことが大前提になります。子どもの年齢によっては口で説明するだけでは不十分な場合は、酪農家と相談し危険区域にロープを張る、建物のシャッターを下ろす、重機に鍵をかけるなど、万全の安全対策を考えましょう。
 衛生面に関しては、手洗いに励行が特に大切なポイントになってきます。牛と触れ合った後は、必ず石鹸で手洗をするように周知しましょう。

配慮を要する子どもの確認
 アレルギーやアトピー、喘息など特別な配慮が必要な子どもがいる場合は酪農家に伝え、対処方法を事前に確認しましょう。精神的に配慮を要する子どもがいる場合も同様で、適切な対処が必要になります。また、障害のある子どもの場合は、実際どのような形で体験していくのか、具体的な方法を酪農家と話し合いましょう。
 このように配慮を要する子どもがいる場合は、多くの人のサポートが必要になってきますので必要なサポーターを確保し、役割分担も明確にしておきましょう。
大人数の場合の対処方法
グループ分け
 搾乳や餌やり、ブラッシングなどの体験を行う場合、20名くらいのグループ分けが必要になってきます。そして、1グループには最低でも1名の引率者が付き、スケジュールや注意事項など共通理解を持つようにしましょう。また、各グループごとに班長や副班長を決め、子どもたちにも役割分担を与えながら責任と自覚を持たせるようにしましょう。

時間の管理
 大人数の場合、各グループが決められた時間内に体験を終わらせるように、学校側でもタイムキーパーを配置することをお勧めします。通常は酪農家が体験指導とともに行いますが、一方で時間を管理する人がいれば、限られた時間内にすべての子どもたちが過不足なく体験することができます。

プログラムの工夫
 ローテーションを組んでの体験では、一方では体験していても、他方では体験が終わって何もすることがないというケースも考えられます。そのような状況を想定して、例えば「子牛や羊などとのふれあい」など、別のプログラムも用意するようにしましょう。
 そして、酪農家の説明や体験直後に子どもから出た質問や疑問に対しては、「後からまとめて」ではなく、その場ですぐに答えてもらうようにしましょう。
 STEP1で打ち合わせした内容をもとに利用申込書に記入し、少なくとも体験5日前くらいまでに酪農家に提出するようにしましょう。利用申込書を提出することで、お互いが必要事項を再確認することができますし、行き違いが合った場合は修正し、共通認識を持って体験に臨めます。


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注意事項の確認
 体験当日は酪農家が指導者です。そのことをまずは学校の先生から子どもたちに紹介し、体験前には、必ず酪農家から子どもたちに牧場内での注意事項を確認してもらうようにしましょう。さらに、牛の性質についても十分に理解できるように、酪農家からしっかり話をしてもらいましょう。

体験をスムーズに進める
 限られた時間内に効率よく進めていくためには、どの場所で、何を、どのように行うのか順番も含めて子どもたちに理解を求めましょう。また、子どもたちと酪農家が上手にコミュニケーションを図るために名札を用意し、名前で読んでもらえるようにするのも一つの方法です。さらに、牛に名前が付いているときもその名前を教えてもらいましょう。牛の個性を知るきっかけになります。
 時間が足りない、天候が変化したなど、不測の事態が発生した場合は、早めに酪農家と相談して、適切な対応をとるようにしましょう。そして、子どもたちが牧場の自然を満喫し、満足した体験ができるように、怪我をしない範囲内でのびのびした時間が過ごせるように配慮しましょう。
体験をスムーズに進める
 体験終了後は、「利用報告書」に必要事項を記入の上、原則として1週間以内に酪農教育ファーム推進委員会事務局に提出をお願いします。これは、利用者が体験にどのくらい満足し、酪農を理解できたかなどを聞くもので、今後の酪農教育ファーム活動に生かすための大切な報告書になりますので、ご協力をお願いします。

実践事例の共有化
 牧場での体験学習が終わったら、その体験が授業でどのように生かされ、子どもたちはどんな印象や感想を抱き、何を学んだのか、牧場側にも報告し、事例をお互いが共有できるようにしましょう。子どもたちの素直な感想やお礼の手紙は、酪農家にとっての大きな励みになります。体験が終わったらそれでお終いではなく、体験が子どもたちの成長にどのように関わり、どのような変化を与えたのか、そのことを酪農家が知ることにより、次の活動に繋がっていきます。


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